双胴船(そうどうせん)とは、通常の船体を甲板で平行に繋いだ船。2艘の船をつないだ形状であることから、船体(ハル)を細長くしても、広いデッキ(甲板)を確保して積載量を多くできる特性がある。 南太平洋ポリネシアの原住民が、古来より用いていたカタマランは、双胴船の一種であり、英語などのヨーロッパの言語では、双胴船の意味でそのままこのカタマランの語を用いることが多い。 安定性が高く、水面下の船体形状を細長く出来る事から巡航速度を高くすることができるため、外洋ヨットのデザインとして採用される事も多いが、船体が一つの通常のヨット(モノハルと呼ばれる)に比べると、万が一の転覆時に復原性が確保出来ないことがデメリットである。 また、旋回などの運動性能が劣るため、軍艦などには不向きとされてきたが、近年では、流体力学を用いた船舶工学の発展により、高速化・低燃費化に成功し、その安定性を活かして種々の連絡船や観光船、カーフェリーなどにも用いられるようになった。 さらに、中央の主船体と両脇の副船体の3つの船体をデッキで繋いだトリマランと呼ばれるタイプもあり、やはり高速船に適した形状として利用されている。